「変な家」というタイトルの本をご存じでしょうか?
タイトルからしてどんな本なんだろう?と興味がひかれますよね。
変な家はノンフィクション風に語られたミステリーフィクション作品で、ホラーモキュメンタリーと呼ばれるジャンルになります。
作者はウェブライター、ホラー作家であるYouTuberとしても活躍している雨穴(うけつ)です。
変な家はその人気から小説・コミカライズの他、2024年3月には映画公開が予定されています。
新作小説「変な家2」も2023年12月に刊行されたばかりで、各所で話題の「変な家」。
変な家の人気はどんなところ?
また、変な家みたいな本はあるのか?
著者・雨穴の他の本はどんなものがある?
以上について調査しましたので、ぜひ最後までご覧ください。
変な家みたいな本が欲しい!なぜ人気?
変な家というタイトルはストレートで、ぐっと興味を惹かれますよね。
この本はどんなところから人気が出たのでしょうか?
また、どのようなところが人気なのでしょうか?
調査しましたので詳しくご紹介していきたいと思います。
YouTubeの動画で人気
「変な家」の文庫本(小さくて安いやつ)が発売されました。
— 雨穴 (@uketsuHAKONIWA) January 31, 2024
文庫のみの特典として、栗原さんのあとがきが付いています。 pic.twitter.com/2iiaD3wXXH
著者である雨穴さんはwebメディアのオモコロというところに所属し、記事を執筆するウェブライターです。
変な家は、オモコロで記事という形で最初に投稿されました。
その後、雨穴さんのYouTubeチャンネルにて動画にされ、1000万回以上再生されるなど、とても好評に。
その後、動画を元にして加筆したものを書籍化したのが小説「変な家」です。
多くの人に知られ、人気に火がついたのは動画がきっかけのようですね。
家に秘められた恐ろしい謎
変な家は、一軒の家について秘められた謎を解き明かしていく内容です。
とある家の購入を検討している人物から、「不可解なところがある」と相談を受けた主人公が知り合いの建築士とその間取りについて調べ始めます。
調べていくうちに、の家にはあちこちにおかしな間取りがあることが判明し、そして恐ろしい真実が明らかになっていく…という展開です。
この作品、不可解な現象が起きたり、幽霊が出るわけではないのに、とても怖いと話題に。
書籍紹介の一文を読むだけでもとてもミステリアスで、内容が気になって本を購入する人も多いようです。
また、小説は苦手だけれど、雨穴さんの本はスラスラと読めてしまったと感想をあげている人もいました。
変な家みたいな本はある?
動画や書籍で人気となった変な家。
この本を読んでおもしろいと思った人は、似ている本も読んでみたい!と考えると思います。
そこで変な家みたいな本を探してみましたので、その中から3つご紹介します。
変な家みたいな本①火のないところに煙は
芦沢央「火のないところに煙は」読了
— 春ノ宵 (@02_harufruhling) July 2, 2018
ホラーなのにミステリー
ミステリーなのにホラー
本来、論理的な解釈が通用しない所に怪談の怖さが存在する
なのに、論理的に謎が解明して初めて怖さが顔を出してくる
最終章を読むと押しつぶされそうな息苦しさに、この暑さも忘れられる pic.twitter.com/d6jgtNxb5W
火のないところに煙はは、新ミステリーの女王と称される小説家、芦沢央(あしざわ・よう)による小説です。
執筆するにあたってホラーモキュメンタリーに憧れていた作者が、その手法で手がけた初ホラー小説になります。
第一話「染み」から始まる連作短編集となっており、そのリアルすぎる展開から「これは実話なのでは?」と感じられる作品になっています。
変な家みたいな本②いけない
【#読了 】
— 庵柁父悠介(あだちゆうすけ) (@nazotokiworld) July 7, 2022
『いけない』は三遍から成るどんでん返し系のミステリ。触れ込み通り最後の1ページが肝。章末の絵で答え合わせ。各編短編構成なので読み手に優しい。難度が高くない謎だからこそ紐解きの楽しさがある。ミステリ初心者にも勧めたい作品。#ミステリー小説#読書記録 #読書垢 pic.twitter.com/uJJaeZ1sbf
道尾秀介による小説「いけない」。
各章のタイトルが「~してはいけない」となっていて、そこからも不穏で不気味な気配を感じます。
それには、事件について驚愕の事実が隠されている…という作品です。
この作品を読んだらきっとあなたも騙されることでしょう。
そしてなんといっても特徴的なのは、各章の最後に一枚の写真が掲載されているところ。
変な家みたいな本③近畿地方のある場所について
「近畿地方のある場所について」読書中
— 骨髄 (@_DK_honehone) February 9, 2024
もう大分終盤に差し掛かったけど、これ読んで2週間以内に1週間一人暮らしライフあるってまじ????めっちゃ怖いんだが???? pic.twitter.com/LSHZdfVhoT
近畿地方のある場所についての著者・背筋(せすじ)はこの本がデビュー作です。
主人公は行方不明になった友人の目撃情報を得るために、事件や怪談などを「近畿地方のある場所について」というタイトルでまとめ、情報を呼び掛けていく。
しかしその裏にはおそろしい事実が隠されていて…という作品になっています。
こちらもホラーモキュメンタリーの形式をとっており、そのリアルな怖さが話題となっています。
変な家作者・雨穴の他の本は?
人気を博した「変な家」。
一冊がおもしろいと著者の他の本も読んでみたくなるものです。
変な家の著者・雨穴さんの他の本はあるのか?
調査しましたので、ご紹介していきます。
変な家(コミカライズ版)
【新刊入荷】
— ジュンク堂書店池袋本店 文芸文庫担当 (@junkuike_bunbun) June 14, 2023
綾野暁/雨穴(原作)『変な家 1』一迅社
来年の春に映画化も決定した『変な家』が遂にコミック化!Youtubeで1300万回以上再生されている大人気の不動産ミステリー。その動画には続きがあった…!
知人が購入を検討している都内の中古一軒家からここまで壮大なストーリーになるとは… pic.twitter.com/PWjcmnPUtV
小説を原作として、一迅プラスというweb漫画サイトで公開されているのが「変な家」のコミカライズ版です。
こちらは2023年1月25日から連載が始まり、現在も連載中です。
作画担当の綾野暁(あやの・きょう)さんの絵もきれいでとても読みやすく、オススメです!
現在、コミックスは一迅社から2巻まで発売されています。
変な絵
#雨穴#変な絵#読了
— かわやん (@kawa_yan_yan) February 10, 2024
四章各々がつながり次第に解き明かされる事実。読む手が止まらず一気に駆け抜け、モヤモヤゾワゾワした読後感。
登場人物の関係が少しややこしいが丁寧に読み解くとより楽しめる。
「絵は人の心を映す鏡」とは良く言われるが、解釈によっては逆にも取れるよね。
面白かったぞ! pic.twitter.com/HunDLGn4Ly
変な家の著者・雨穴が、その続編として書き下ろした小説が「変な絵」です。
ブログに掲載された、ひとりの女性によって描かれた絵。
そこから始まり、9枚の絵をめぐる恐ろしく不気味な謎が全4章に渡って暴かれていく、という話です。
前作の変な家に登場していた栗原というキャラクターも登場し、前作との繋がりがあるのも読者にとっては読みやすいポイント。
余談として、こちらも雨穴さんのYouTubeチャンネルで「変な絵 第一章」として動画公開されています。
ジャンル特化型ホラーの扉 八つの恐怖の物語
株式会社闇:編著『ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語』(2023年 #河出書房新社)#読了。
— Toshi YAJIMA (@ototoya13) February 4, 2024
「14歳の世渡り術」というYAの叢書?の一冊。
この趣向はミステリなど他ジャンルでも有れば。#澤村伊智 #芦花公園 #平山夢明 #雨穴 #五味弘文 #瀬名秀明 #田中俊行 #梨 #ジャンル特化型ホラーの扉 pic.twitter.com/Yv8aN7yF7o
「ジャンル特化型ホラーの扉 八つの恐怖の物語」は8人の人気作家陣による新作ホラーアンソロジーです。
雨穴さんも作家陣のひとりとして、「告発者」というタイトルの作品を執筆、収録されています。
雨穴さんだけでなく、いろんなホラー作家の新作がこの一冊で一気に読めるのでお得です!
変な家みたいな本はある?似てる本3選!まとめ
この記事では、
- 変な家のどんなところが人気なのか
- 変な家みたいな、似てる本3選
- 著者・雨穴の他の本3選
についてご紹介してきました。
独特かつ、不気味な雰囲気で読者をぐっと引き込むホラーモキュメンタリー作品「変な家」。
読書がちょっと苦手…という方は、雨穴さんのYouTubeチャンネルの動画や、コミカライズ、3月に公開される映画版を観るのもおすすめです。
どの媒体からもきっと感じられる、背筋がゾクゾクするような秀逸なホラーをぜひ楽しんでみてくださいね!