デルトラ・クエストは、オーストラリアの児童文学作家エミリー・ロッダによるダークファンタジーを主とした児童書です。
日本においてデルトラ・クエストは本の出版のみならず、漫画・アニメ・ゲームなどメディアミックス展開されています。
世界中で愛され読まれたデルトラ・クエストは、ベストセラーとなりました。
この記事では、
- デルトラ・クエストはなぜ、どのようなところが人気なのか
- デルトラ・クエストみたいな本、似てる本3選
- デルトラ・クエスト作者エミリー・ロッダの他の著書は?3選
について解説とご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください!
デルトラクエストみたいな本が欲しい!なぜ人気?
先述したように、メディアミックス展開されるほど人気のデルトラ・クエスト。
デルトラ・クエストはなぜ、どのようなところが人気なのでしょうか?
その人気の理由を調査し、解説します。
ダークな世界観のファンタジー
今思えばデルトラクエストもダークファンタジーだった
— ハゲ (@fate_sword) December 27, 2017
デルトラ・クエストはダークな世界観のファンタジー小説です。
悪者に侵攻・支配をされてしまい、登場人物が危害を加えられたり主人公の命が危険にさらされたりする展開が多くあります。
おぞましい怪物が現れ、主人公が苦境に立たされる…
そんなハラハラする手に汗握るような状況が次々におこるため、読んでいて飽きがこない物語となっています。
冒険物語なので、主人公と敵のバトルシーンも豊富です。
バトルシーンは本を一気に読み進めてしまうほど、読者をわくわくさせてくれるところですね。
作中にちりばめられた謎解きやアイテム
謎解きが子供向けじゃないデルトラクエスト pic.twitter.com/XGgjBKb7eO
— ウンバッホゴリラ伊東 (@kz_nasi) April 9, 2020
デルトラ・クエストの一番のみどころは、その豊富な謎解きにあります。
様々なシーンで謎解きが用意されていて、読み手も考えて登場人物たちと一緒に謎を解いていくのがとても面白いです。
また、その時点では一見何でもない設定のものでも、後々の物語で重要な意味を持っていることが判明します。
またファンタジー世界ゆえに出てくるアイテムも不思議なものばかりで、そんな作者の創意工夫やおもしろい発想が随所にあるのも人気の理由のようです。
また、デルトラ・クエストの外伝には謎解きがメインとなっているものもあります。
デルトラクエストみたいな本はある?
デルトラ・クエストの物語のように、非現実世界での冒険譚にわくわくが止まらず、大好きな方も多いと思います。
そこで、デルトラ・クエストみたいな本、似てる本はあるか調べてみました。
調べた中から3選ご紹介します。
デルトラクエストみたいな本①ビースト・クエスト
#子供の頃好きだった児童書は今の性癖に繋がるから教えて
— フルボトルペンギン (@cohaju_tokufan) January 3, 2020
『デルトラクエスト』
『ビースト・クエスト』
『パーシージャクソンとオリンポスの神々』
あと児童書かどうかは分からんが図書室に置いてたので
『「声が聞こえた」で始まる7つのミステリー』 pic.twitter.com/aaXX980SVO
「ビースト・クエスト」は、アメリカの作家アダム・ブレードが書いた小説です。
国を守っていたビーストと呼ばれる幻獣たちに呪いがかけられてしまい、その呪いを解くために主人公のトムが旅に出るお話です。
火龍フェルノを始めとする善のビーストや、石魔女ソルトラなどの悪のビースト等、いろいろな種類のビーストが登場し戦います。
ビースト・クエストの中には、名前を聞くだけでもわくわくしてくるような魔法のアイテムもたくさん登場します。
この小説は、本国アメリカでは本編のみでも146冊が発表されています。(日本で刊行されているのは19冊のみ)
デルトラクエストみたいな本②指輪物語
『新版 指輪物語』J・R・Rトールキン #読了
— カフカ🕊 (@fcacacafca) November 11, 2023
長い冒険が終わった。映画は何度か視聴していたのだけど、やはり原作はその何倍も濃厚。
今までファンタジーは何作か読んできたが、これはまさにタイトル通り、“冒険“ファンタジー。最初から目指す場所は決まっていて、ひたすらそこを目指していく。→ pic.twitter.com/KfCgdZmJbK
ジョン・ロナルド・ルーエル・トールキンによる長編小説が「指輪物語」です。
指輪物語はロード・オブ・ザ・リングというタイトルで映画化されているので、こちらで知っている人も多いのではないでしょうか。
冥王を滅ぼすため主人公のフロドがひとつの指輪を壊す旅にでますが、その旅は多くの種族、そして全世界を巻き込む戦争となっていきます。
トールキンが書いたこの小説は、エルフやドワーフなど現代のファンタジーに多大な影響を与えたと言われている作品です。
指輪物語の前日譚として「ホビットの冒険」という小説もあります。
デルトラクエストみたいな本③デモナータ
『デモナータ』全10巻 ダレン・シャン#読了
— 月見草@読書垢 (@ytterbiuman) July 19, 2019
小学生以来の再読
ダレン・シャンの描く世界観は王道のJUMP漫画のようでワクワクする
ただの学生だったはずのグレブスが地球の破壊、さらに宇宙の破壊をしてしまうのか…⁉︎
人間vs悪魔の魔法戦争
10冊は読み応えがあり、懐かしく、面白かったです! pic.twitter.com/LrlK5s4GKd
「デモナータ」は、アイルランドの小説家ダレン・シャンによって書かれたダークファンタジー小説です。
3人の主人公のストーリーが各巻ごとにそれぞれ展開されていき、次第にそのストーリーがつながっていく…という壮大な物語です。
おどろおどろしい描写も多くありますが、息もつかせぬような展開で読む人を夢中にさせてくれます。
デモナータは全10巻の作品となっています。
作者のダレン・シャンは、自身と同名タイトルの「ダレン・シャン」というファンタジー小説で有名になりました。
デルトラクエスト作者・エミリー・ロッダの他の本は?
人気のデルトラ・クエストですが作者エミリー・ロッダさんはデルトラ・クエスト以外にもいくつかシリーズを発表しています。
シリーズ作品の3つをご紹介します。
リンの谷のローワン
リンの谷のローワンシリーズ
— もみちゃん (@roco8741) September 13, 2020
①ローワンと魔法の地図
読了。
久しぶりに児童書を読みましたが、とても面白かった!内気な少年が、運命のいたずらで不本意ながら大人と旅をするなかで成長していく。ファンタジー要素たっぷりの旅。 pic.twitter.com/VIjPnjiKLM
「リンの谷のローワン」は、リンの谷に住む怖がりで弱虫な主人公ローワンが自分の弱さを克服しながら、少しずつ成長していくファンタジー物語です。
臆病な少年が、怖がりながらも勇気を振り絞って立ち向かっていくその姿に、読者も勇気をもらえます。
こちらはシリーズとなっていて、全5巻が刊行されています。
ティーンパワーをよろしく
『ティーン・パワーをよろしく1』(エミリー・ロッダ、岡田好恵・訳)読了。仲良し中学生5人組が作った「ティーン・パワー株式会社」が新聞社乗っ取り事件に巻き込まれる。少し懐かしい海外ドラマのような雰囲気が楽しい。感想→https://t.co/ZHKHe2rliS pic.twitter.com/Sqw0CGrz46
— 大吉堂(10代の心を刺激する古本屋) (@toyritz) July 10, 2019
個性的で魅力あふれる中学生たちを主人公とした小説が、「ティーンパワーをよろしく」です。
6人の中学生が起業した便利屋「ティーンパワー株式会社」。
引き受けた仕事が厄介な事件へと発展してしまいますが、ティーンパワーのメンバーのチームワークと個性で解決していきます。
1冊ごとにティーンパワーのメンバーひとりが主人公となっており、日本では12巻まで刊行されています。
フェアリー・レルム
FF外ですが、フェアリー・レルム…🤔💭
— ソフィアーノ@2024年も黒ウィズ🐉 (@sophiano_wiz) December 28, 2022
クルークなんて名前の魔法陣のカードは出てこなかった気がするから違うかも。
・妖精の王国
・主人公ジェシー
・金のブレスレット
・エルフや🦄
デルトラクエスト懐かしい…😄✨ https://t.co/0pZ3mMzlMl pic.twitter.com/o8Ou5jBfsH
「フェアリー・レルム」はファンタジー小説で、主人公の少女ジェシーが妖精の王国フェアリー・レルムに迷い込んでしまいます。
そこでは祖母の秘密を知ったり、妖精たちと共にフェアリー・レルムの危機に立ち向かったりする物語となっています。
エルフやピクシーなど、ファンタジー小説でおなじみとなった種族やキャラクターたちが数多く登場するので、王道ファンタジーが好きな人におススメです。
全10巻となっていますが、1巻ずつ完結をしているので読みやすいシリーズです。
デルトラクエストみたいな本はある?似てる本3選!まとめ
まとめとして、この記事では
- デルトラ・クエストの人気の理由は「ダークな世界観のファンタジー」「作中にちりばめられた謎解き」
- デルトラ・クエストみたいな本、似てる本3選「ビースト・クエスト」「指輪物語」「デモナータ」
- 作者エミリー・ロッダの他の作書「リンの谷のローワン」「ティーンパワーをよろしく」「フェアリー・レルム」
について詳しく解説、ご紹介しました。
子供の頃、ファンタジー小説を読んだ時に感じたわくわくした気持ちは、大人になっても変わりません。
ページをめくれば年齢を超えて楽しませてくれる読書。
デルトラ・クエストみたいなファンタジー小説を読んで、主人公たちと一緒に冒険へと旅にでてみるのも良いですね。